『ダメな私に恋してください』1~10巻を読んだので感想など。
もともと既に前から読んでいたものもどんどん書いていきたいのだけれど、、
ものすごいハイペースで毎日何かしら読んでいるため、前に読んだ作品のことを書く時に改めて振り返りし直さないといけない..つらい。
ということで、昨夜買って今日読み切ったこの『ダメ恋』は熱いウチにさっさと感想書いてしまおうと思う。
『ダメな私に恋してください』は、YOUで連載されていた作品で、昨年の春頃にドラマ化されたお話です。
ディーンフジオカと深キョン。
当時は全く興味がなくて、ドラマは見ていません。Amazonプライムビデオにあったので、週末で見倒そうと思います。
- 作者: 中原アヤ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/02/24
- メディア: コミック
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ざっくりなあらすじ
主人公の柴田ミチコが病的な貢ぎ体質で野垂れ死にそうになっていたところを、倒産するまで勤めていた会社の元上司で世界一苦手な存在だと思っている主任(黒沢)に偶然再会して助けてもらいます。
そこから柴田と黒沢の人間関係と、周囲の人間関係が描かれていきます。
当初は職場でさんざん怒鳴られていた元上司に怯えながらも、主任にいろいろと生活を助けてもらう柴田が、29歳にして初めて彼氏ができたり、その恋をすぐダメにしたり、いろいろある中で主任の優しさに触れて、だんだん主任のことを好きになってしまったことに気づくんですよ。
黒沢は7年くらい付き合っていた彼女がいたものの、本当は他に好きな人がいるんだけど、その好きな人に想いを伝えることはなくいたんだけれど、柴田のおかげでその想いを吐き出すことができたり、ウマが合わない父親とも和解することができたり、気づけば柴田のおかげで素直になれていく自分に気づきます。
で、もちろん最後は2人は付き合うことになって完結します。
やっぱざっくりあらすじ書くのってむずかしい。
3作品目の感想にして既にどっかからの引用に頼るヒヨりっぷり(汗
だいたい、10巻まで全部読んだのをまるっとまとめるの難しいね。
この作品の魅力
- 柴田がおバカで不器用すぎて愛おしい
- 見返りのない奉仕活動が得意な柴田に共感する
- 柴田と黒沢のやりとりがもはや夫婦漫才
- 黒沢の性格がイケメン
主人公、柴田ミチコの魅力
ものすごい病的な貢で体質で、29歳にしてキスすらしたことないうえ、彼氏と呼べる存在もいなかったという生きるの不器用さ加減がすごい。
女子力低いのかっていうとそこまで低くなさそうなのに..
気づけば売れ残っている現実。(デッドストックって作品中では言い換えていたw)
新しい職場の年下好青年な最上くんに結婚前提でお付き合い申し込まれて付き合ううものの、
ダメな男に引っかかりまくっていたので、この人も自分を騙しているんじゃないかと疑い深くなってしまって早々に撃沈。
職場だと仕事しない年下の子の仕事をやってあげちゃうし、残業代つかないけど引き受けてサビ残しちゃう生きるの不器用さ加減..。
生きるの不器用さ加減は、度量は違えどすごく自分とリンクするところがあるので、ついつい柴田を応援したくなっている自分がいます。
黒沢主任が性格イケメン
黒髪メガネ男子で既に一定層には的を得たキャラクターだけれども、
冷ややかな感じの裏でなんちゃって元ヤンなのも納得の男気。素敵です。
柴田の上司だった頃は、毎日怒鳴っていたけれど柴田のことをちゃんと根性あるやつと認めているとか。
なんなの!なんだか分からないけど無駄にニヤニヤする。
元上司だし、死にかけの状況を救ってもらった手前もあるものの、柴田の黒沢に対する挑発的な言葉遣いとその掛け合いも面白い。
先に柴田が黒沢のことを意識しはじめて、その後、黒沢も柴田を意識し始めるその心理描写のグラデーションが、ニヤニヤを加速させます。
押せ押せ!柴田!って応援したくもなる。
学園ものに数日偏って読んでいたので、同世代くらいの作品読むとリアリティ増してどうもニヤニヤしてしまう自分が気持ち悪いです。。
でも、それくらいこの作品は読んでいて楽しい。一気に読み進められます。
現在YOUでは続編の『ダメな私に恋してください R(リターンズ)』が連載されています。
今月末に3巻が出ます。
既に1,2巻は読破済み(汗
続編あってよかった~ってくらい、10巻の最終話はふんわりホッコリ終わります。
続編あるので、これから読む人も安心して最後まで読破してね!って言える。
いいんですけどね!
少女マンガにありがちな主人公ウェディングドレス姿で登場して結婚式してハッピーエンド的なのより潔いと思うし。
- 作者: 中原アヤ
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↓ついこの間、リターンズも完結を迎えたので、こちらもよろしければどうぞ。
upsetters.hatenablog.jp